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株式会社Visionary Japanの評判は?実際のクチコミから年収や社風を徹底調査

株式会社Visionary Japanは、IT業界のSESを中心に事業を展開している企業の一つです。SNSや口コミサイトで評判が上がる一方、「本当に働きやすい会社なのか?」と疑問を感じる方も多いでしょう。本記事では、実際のクチコミをもとに年収・給与体系や社風、福利厚生などを詳しく調べ、株式会社Visionary Japanで働くうえでのメリット・デメリットを整理します。

目次

株式会社Visionary Japanとは?会社概要

まずは、株式会社Visionary Japanがどのような企業なのか、その基本情報から見ていきましょう。具体的な設立年や所在地、事業内容は公式サイトや各種資料から確認も可能ですが、ここでは基本情報と特徴的なポイントをまとめていきます。

1 事業内容と強み

ITソリューション事業を軸として下記のようなサービスを同社は展開しています。

1.SES(システム開発)

システムエンジニアやプログラマをクライアント先へ常駐させるシステムエンジニアリングサービス事業が中核。WEB系や業務系、官公庁向けシステムなど幅広い分野のソフトウェア開発に携わっている。

2.インフラ設計構築

システムのクラウド化が進む時代にあわせ、オンプレミス環境での自由なカスタマイズに対応。サーバ、ネットワーク機器など、様々な製品を組み合わせることでの、最適なインフラ環境カスタマイズ。

3.ITコンサルティング

ビジネス課題の解決を前提としたIT戦略立案やプロジェクトマネジメントなど、上流工程をサポートするコンサルティングサービスを提供している場合も。

株式会社Visionary Japanの強みとしては、「幅広い業界のクライアントとの取引があり、多彩な案件がある」「営業力も強みとしており、取引先が弛まず拡大している」などが挙げられます。もっとも、この点は同業他社も同様にアピールしているため、実際の運用がどうなっているかが重要です。

2 組織規模と社風

  • 社員数・事業規模
    一般的に、SES企業の中には数十名規模から数千名を抱える大手まで様々ですが。株式会社Visionary Japanは社員数300名前後となっており、中堅クラスと言えるのではないでしょうか。
  • 社風
    「ベンチャー気質で勢いがある」「若手が多く、自由度が高い」「経営陣のコミット力が高い」などの口コミをよく目にします。

社員のクチコミ

本章では、株式会社Visionary Japanの社員や元社員によるクチコミを紹介します。なお、これらのクチコミはインターネット上の口コミサイトやSNS、転職サイトに投稿された個人の感想に基づきますので、あくまで参考情報としてお読みください。

クチコミの事例

(1) 多様な案件とキャリア支援

  • 「若手でも大規模案件に参画できた」「自分の希望に近い技術分野の案件を探してくれた」
  • 「定期的にキャリア面談があり、やりたいこと将来像を聞いてもらえる」

(2) 社内コミュニケーションが活発

  • 「帰社日や社内SNSでプロジェクト間の情報共有が盛ん。エンジニア同士がつながりやすく、孤立感が少ない
  • 「有志で集まる勉強会も定期的に行われており、技術交換や雑談もコミュニケーションの場になっている」

(3) 給与が比較的高め、または還元率が高い

  • 「良くも悪くも実力次第だが、給与水準がかなり高く、転職して前職より年収が100万円以上上がったという人も多数いる」
  • 「エンジニアへの報酬還元率70%以上と公言しており、実際に手取りが前職より増えた

こうしたポジティブなクチコミからは、キャリアアップ支援やコミュニケーション、還元率の面で、好評な部分がうかがえます。

クチコミはどの程度信頼して良い?

前提、クチコミのチェックは現場エンジニアのリアルなコメントであり、その企業での働き方や実態を知る上では非常に有力な情報源です。

ただし、あくまで”エンジニア個人の感想”に留まるため、「制度が実態とかけ離れた運用がされていないか?」、「ネガティブなクチコミにはどんなものがあるか?」も必ずチェックしておきましょう。

下記はよくあるSES企業における口コミと実態の乖離の事例です。

  • クチコミには「のびのび働ける」と書いてあったが、案件によって環境は異なるため、いざ入社し配属された企業はハードな現場だった。
  • 「還元率70%以上」と書いてあったが、クチコミの記入者は経験豊富なエンジニアで、ほぼ未経験の自分は50%からのスタートだった。
  • 「スキルの学習支援制度が魅力」と書いてあったが、あくまで過去の制度であり現在は運用されていなかった。

このように、クチコミは回答者の状況や回答時期に応じて内容が変わるケースも多くあるため、あくまで参考程度に留め、特に気になる情報は情報は採用サイトや実際に企業への質問を通して確認をしていきましょう。

年収・給与体系は?エンジニアの還元率は?

SES企業を選ぶ上で気になるのが、年収や給与体系です。エンジニアへの報酬は、クライアントから受け取るSES単価(人月単価)に対して何割還元するか(還元率)が大きく影響します。

1 基本給+各種手当の仕組み

株式会社Visionary Japanの給与形態について、口コミや採用情報をもとにすると、基本給にプラスして各種手当やインセンティブを支給する形式を採用しているとされます。

  • 基本給経験やスキルに応じて設定。還元率については後述の計算式で決定がなされる。
  • その他手当・待遇昇給年12回や報酬の下限保証制度、その他各種インセンティブあり(詳細不明)。
  • 資格手当:資格取得支援として、受験費用や参考書代は全額負担

2 還元率の実態

多くのSES企業が公式サイトや求人票で「還元率〇〇%!」と謳っていますが、その計算方法は企業ごとに差があります。株式会社Visionary Japanは「還元率80%~95%」とされており、下記の計算式から報酬が決定するようです。

  • 計算式:月収=案件単価-会社利益(最大10万円)-会社負担分保険料-交通費
  • 注意点:実際の手取りを計算すると、「前職よりは改善した」と感じるエンジニアもいる一方、「思ったより低い」という声も。計算式の詳細や実際の手取りがどの程度になるか(単価がいくらの案件にアサイン可能性が高いか)は直接確認が必要。

3 昇給と評価制度

よくあるSES企業のクチコミで上がるコメントの例として、評価基準や昇給のタイミングがわかりづらいというものがあります。株式会社Visionary Japanでは定期的な面談や自己評価シートの導入、単価UP時即給与反映制度などがありますが、この制度の運用内容については選考時にあらかじめ企業へ確認が必要となりそうです。

福利厚生・労働環境は?

1 各種保険・休暇制度

  • 社会保険完備:厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険は当然カバーされているとして、具体的な保険組合や保険料負担の割合などがどうなっているかは要確認です。
  • 有給休暇:法律上必須ではありますが、クライアント先との兼ね合いで「取りづらい」という意見が多いのがSESの実情。有給取得率95.2%となっておりますが、実態として取りやすい / 取りにくい案件があるかどうかは確認が必要そうです。

2 残業や休日出勤の扱い

前提SES企業においてはクライアント先の就業規則に影響されるため、「長時間残業を強いられた」「休日出勤が当たり前」というケースも報告されがちです。ただし、株式会社Visionary Japan側としては、エンジニアが過度に働かされないよう営業や管理担当がフォローする仕組みを整えているといった声があり、この点は実際の運用状況を要チェックです。

例えば休日出勤などは「めったにないが、プロジェクトの繁忙期には土日出勤があり得る」とされており、こういった働き方について選択の余地があるかどうかは確認が必要です。

3 社内イベント・研修

  • 帰社日や勉強会:SESにありがちな「帰社日」はなしとされています。一方でエンジニア同士の情報交換や社内勉強会を行っているとのクチコミがあり、働きやすさと交流の機会の両立は担保されていそうです。
  • 研修プログラム:若手や未経験者向けにプログラミング研修、クラウド環境の実習などがあるとの情報あり。ただし「実質OJTだけで終わる」というケースもSESには多々あるため注意が必要です。

株式会社Visionary Japanで働くのが向いている人・向いていない人

Young Asian programmer working at office

向いている人

1.さまざまな技術や案件を経験したい人

SESという形態上、クライアント企業や案件によって異なる環境に触れる機会が多い。転職に迷う前に幅広い経験を積みたいなら良いステップ。

2.コミュニケーションが苦にならない人

新しい現場やチームで働く機会が多く、営業担当やクライアントとやり取りする場面もあるため、人と話すことに抵抗がない人は向いている

3.キャリアを自分で切り拓く意欲がある人

SESでは案件選定やスキルアップを自分からアピールしないと流されがち。積極的に交渉し、学び続ける姿勢があれば成長できる場面も多い。

向いていない人

1.特定の技術を深く極めたい人

長期間同じプロダクトを育てる自社開発とは異なり、SESでは短期間でプロジェクトが変わることがあり、技術を深掘りしにくい場面も

2.環境の変化が苦手な人

配属先が変わることで、毎回新しいチームやルールに順応する必要がある。落ち着いて長く同じ環境で働きたい人には厳しい場合が多い。

3.報酬体系や労働条件の安定を最優先に考える人

SES単価や案件状況による収益変動があり、固定給や賞与が自社開発企業ほど安定していない場合もある。堅実な安定志向の人はストレスを感じやすい

まとめ

株式会社Visionary Japanは、エンジニア派遣・SESを中心に事業を展開しており、多様な案件やキャリア支援をアピールしています。実際には「還元率や配属先の自由度が高い」と評価する声も多々見られます。

一方で、クチコミはあくまでも感想であり「働きやすさは案件に依存する」「報酬は自身のスキルによって左右される」点は必ず念頭に置く必要があります。SES特有のメリットとデメリットを踏まえ、自身のキャリア目標や働き方の希望と照らし合わせて、企業研究を慎重に行うことが大切です。

SES企業 還元率研究所
大手SIerやITスタートアップでエンジニアとして15年勤務し、現在はエンジニア及びIT業界専門のライターとして活動するフリーランスが運営。SESに関心がある・SESの仕事に悩んでいる方向けに、SESの仕事内容や還元率の裏側、転職のコツなどを紹介します。
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